補助金公募の事前予告

「上記事務局(注 ものづくり補助金を実施する事務局)が決定後、実施事務局が、中小企業・小規模事業者が行う革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセス改善のための設備投資等の一部を補助する事業の、事業者向け公募を行います。これは、平成30年度補正予算の成立後、速やかに実施する予定です。なお、事業者の事業実施期間を可能な限り長く確保する観点から、上記公募の際には、約2か月の公募期間を設けるほか、早期に公募を締め切って審査し、採択発表を速やかに(可能ならば年度内に)行うことを検討中です。また、夏以降に2次公募を行うことも予定しています」平成30年12月28日掲載)

2段階締め切りを検討中 昨年に続き波乱含みか

(解説)昨年は2月1日に平成29年度補正予算が成立、ものづくり補助金の公募(1次)は2月28日でした。上記事前予告の通りに進めば2月早めの公募開始の可能性もあります。
2か月の公募期間を設ければ早くても3月中までは公募期間ではないでしょうか。にもかかわらず、審査期間が必要ですから年度内に採択発表は不可能では?
中小企業庁に聞いてみました。「公募は2月中を予定しています。公募期間を2段階にして1回目締め切りを早くすれば、その応募者について年度内の採択発表が可能となるよう検討しています」。
昨年は「先端設備の導入計画の認定を予定している」にチェックを入れるだけで、補助率が1/2から2/3に引き上げられました。関連の法律も条令も成立していないにも関わらず・・。今年は2段階締切となると、今年も波乱含み、目を離せません。

ものづくり補助金内容

 

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出典:中小企業庁HP

(ご参考)ものづくり補助金の昨年の採択実績

昨年の1次公募は17,275件の応募に対し9,518件を採択、採択率55.09%でした。
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/2018/180629mono.htm

2次公募は6,355件の応募に対し、2,471件を採択、採択率38.88%でした。
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/sapoin/2018/181029mono.htm 

(出典)中小企業庁ホームページ